生姜についての基礎知識

生姜の芽が土から出てくるのは、植え付け後すぐにパオパオ(不織布)をかぶせても、2~3週間かかります。
1ヵ月ほどかかることも…。
種芋生姜をご購入いただいたお客様で、
「まだ出てこないです」
というお問い合わせをいただくことがあるので、ブログにもしておきます。
2021-05-30 22:12:00
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種芋に付いている土が、
赤土のものと黒土のものがあります。


左が赤土で、右が黒土です。
どちらがどうという事はありません。
複数ある畑の中で、赤土の畑と黒土の畑があり
毎年、栽培状況を見て、種芋に適した畑を選別します。
それが、たまたま赤土の畑のこともあれば
黒土の畑の場合もあるという事です。
2021-03-17 17:43:24
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お送りしているショウガは
この専用保管庫に保存してます。
温度は、14度ほどで一定です。
ちなみに、ここは地上4~5メートル。
リフトで上がってるんですが
高所恐怖症の私は
日々、足の震えをおさえつつ
ショウガを運びだしています。
リフトの荷台は
手すりも何もないんで
けっこう怖いんですよね~。
2019-02-09 19:11:47
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◆生姜の保存方法◆
生姜を保存する際の注意点を、以下に掲載いたします。
①低い温度
10度以下の環境では、生姜が傷みやすくなるのでご注意下さい。
そのため、冷蔵庫での保存は、極力避けて頂きたいです。
一般に生姜は、冷蔵保存するものと思われがちです。
しかし、「生のまま」で保存するなら、なるべくしない方がいいです。
「でも、スーパーで買った生姜を冷蔵庫に入れてもいたまなかったですが…?」
実はその通りで、すぐにはいたみません。
だから、短期間でお料理に使用される場合、冷蔵庫にちょっと入れるくらいは大丈夫。
その際は、できたら野菜室の方が無難と思います。
「冬季は、常温でも10度以下になりますけど…。」
冷蔵庫に入れてもすぐ傷まないのと同じく、
10度より少し寒いくらいなら、すぐにダメになることは少ないです。
ただし、0度前後かそれ以下の強い寒気にさらされると、
急速に傷み始めます。
なお、お漬物などに加工後の冷蔵保存は、問題ないようです。
②日光や照明
直射日光や明るい所での保存は、生姜の表面を緑色に変色させていきます。
蛍光灯などの照明も同様です。
変色するだけなので、そんなに神経質にならなくてもいいですが、
なるべく室内の、暗い所での保存をお勧めします。
③乾燥
一般的に、生姜は乾燥しているもの…と思ってないでしょうか?
スーパーに並ぶものは、パックの中でもある程度乾いていますね。
でも、私たち生姜農家は、濡れた状態で保存しているのが普通です。
長期保存する場合は、乾燥していると売り物になりません。
ただし、一週間程度で使用するなら、乾燥しても表面だけなので、
たいてい問題ないです。
・濡れた状態で保存する方法
濡れた新聞紙で包むなどありますが、一番簡単なのは、ポリ袋に入れる事です。
ポリ袋とは、ポリエチレンやポリプロピレンを原料とした袋です。
市販されているキッチン用保存袋、ゴミ袋、たぶんスーパー袋も大丈夫。
もちろん、商品を入れている袋を、そのまま保存袋にしてもらっても構いません。
しかし、サランラップ・クレラップなど、塩化ビニルはNGです。
ポリ袋には、目に見えない小さな穴が空いているため生姜が呼吸できます。
サランラップなどは、その穴がありません。
すると、生姜が袋の中で窒息して傷みを早めてしまいます。
(ちなみに…ポリ袋でも、口をねじるようにくくって完全密閉するのは、あまりオススメできません。
多少でも空気が入る余地を残してあげるような形が理想です)
なお、保管中にポリ袋の底の方に水がたまっている場合は、その水を抜く事をおすすめします。
水に長時間浸った状態だと、その部分が傷みやすくなるためです。
~新生姜の場合~
新生姜は、生野菜です。
繊維が締まっておらず傷みやすいため、お早めのご利用をオススメいたします。
10月初旬のものは、1~2週間で傷む場合があります。
なお、表面が柔らかく傷みやすいため、商品梱包時においては、小袋に小分けしております。
以上が、保存方法の主たる所になります。
結局、一番難しいのが冬季です。
地面に穴を掘ったり、山肌に洞窟のような穴を人工的に作ったりすれば、
冬でもある程度一定の温度で管理できるそうです。
しかし、普通そんなこと出来ないですよね。
ある程度長く保管される場合は、
ときどき生姜の様子を観察してご判断ください。
そのため、なるべく早くお料理される事をオススメ致します。
2017-11-16 20:54:13
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こんにちは!
前回に引き続き、根生姜についての話題です。
というか、諸注意になります。
☆一番新しいものは、12月中頃~下旬に販売開始する根生姜です。
根生姜は、前年11月に収穫したものを、同年12月中頃より販売開始し、翌年の11月頃まで販売します。
これは、生姜を扱うその他の業者でも一般的で、長い場合には、収穫から1年3ヶ月ほど販売する所もあるようです。
しかし、自然現象で、時間の経過と共に、保管中生姜の頭部分がちょっとずつ劣化してきます。
そのため、当店では事前にその部分を切り取っております。
特に、収穫翌年の9月、10月、11月と時間が経過してくると、より切り口が増えてきます。
10月末から11月頃は、切り口が沢山あって、商品画面の見本に比べて、何だか不格好になってくるのが申し訳ない所です。
それで、今回事前にご連絡しておこうと思った次第です。
しかし、スーパーなどで販売されてる生姜は、さらに大胆にカットされてます。
だから、お客様の方がそういうものには慣れているのかもしれません。
もちろん生姜の中身自体には問題ございません。
腐っているとかいうのでなく、自然現象的に劣化してくるというニュアンスですので、
何卒ご理解ご了承の程、よろしくお願いいたします。
中屋ファーム 中屋賞宏
2017-11-12 19:28:34
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いつもお世話になっております!
今回は、どうやって根生姜になるのかご説明します。
本当は、最初から商品ページに掲載してればよかったんですが、、、
毎年11月初旬より、本格的に新生姜を収穫し始めます。
その時リアルタイムで販売しているのが、当店の新生姜になります。
しかし、畑にあるすべての新生姜を、その時販売し尽くす訳ではありません。
そこから大部分は専用保管庫で寝かせます。
すると、だんだん生姜の繊維が締まり、水分もいくらか抜けていきます。
表面はだんだん黄色くなり、さらに茶色く変色して参ります。
同時に茎の根本部分は溶けて行きます。
それに伴い、辛みが増して、断面も黄色く、固くなっていきます。
そうして一定温度で約1ヶ月半~2ヶ月ほど寝かしておくと、新生姜だった生姜が
「根生姜」へと変身していくという流れです。
そこから、翌年の11月頃まで販売いたします。
そのため、もしもっとも新しい根生姜をお求めの場合は、12月中頃の販売開始時にご購入されることをお勧めします。
以上、根生姜についてのお話でした!
2017-11-12 19:03:15
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こんにちは!
新生姜について、以下ご確認お願い申し上げます。
【ご連絡】
新生姜の販売は、11月末までの限定販売ですが、
在庫の関係でもう数日早めに終了する可能性がございます。
【諸注意】
当店の新生姜は、春~夏に販売される新生姜と比較して、
ある程度繊維質で表面が黄色っぽいのが特徴です。
ちなみに、切った断面も黄色っぽかったりします。
これは栽培方法や土質、収穫時期の違いなどが理由です。
しかし、掘りたての新生姜には変わりありません。
表面が真っ白で繊維もほどんどない新生姜とは、
イメージが異なりますので何卒ご了承くださいませ。
なお、ご購入時期が販売開始から時間が経過するごとに、
生姜は繊維質になっていきます。
つまり、開始直後の10月より、
11月初旬・中旬・下旬となるに従い、
徐々に中身が固く・辛くなるということです。
じゃあ、甘酢漬けとか無理でしょうか?
という質問を受けます。
そんなことはありません。
実際、沢山のお客様が、11月に入ってもご注文くださり
甘酢漬け・佃煮・ガリなどにしていらっしゃいます。
もちろん、根生姜(ひね生姜)ほど辛く、
固いということはありません。
(根生姜で甘酢漬けは、たぶん火を噴く辛さです。
でも、根生姜を生でかじっているお客様もいらっしゃるので、
きっと、身体にはいいはずです)
ただ、春・夏の新生姜よりは、たしょう辛いな…というのは実感します。
だから、ちょっとでも辛みが強かったり、
繊維質なのは厳しいな~、、という方には
当店の新生姜は不向きかもしれません。
何卒ご理解ご了承の程、よろしくお願いいたします。
2017-11-11 11:16:34
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